心臓は私たちが生きていく為に必要とする血液を体に送る為の大事な働きをしています。



・βブロッカー(テノーミン、メインテート、ロプレソールなど)
 
 脈を落ち着かせて、体を動かした時に心臓の負担を軽くするようにします。
 手術後の不整脈やその他の不整脈の治療に使われます。また、血管を縮める神経の
 作用を抑える為に、血管が開くので、血圧のコントロールにも使用します。末梢の血管
 を広げる為に、人によっては、手足の痺れや冷えなどが出ることがあります。目の乾燥
 感が出たり、喘息がある場合、動脈閉寒症といわれている人は、医師に相談しましょう。

・αβブロッカー(アーチスト)
 
 βブロッカーの作用もあり、不整脈、高血圧、の治療に使用されます。また少量を長期に
 渡って使用すると 心臓の機能を助け、心不全症状を改善する作用もあります。この場
 合は少量づつ増量して、用量を設定していきます。このお薬は、量が多いと、逆に心臓の
 機能を悪化させますので、必ず用法と用量を守りましょう

・クラスⅠ群抗不整脈剤(メキシチール、シベノールなど)

 心臓における刺激の伝わりを調整する薬です。薬を服用していて、口渇感が出たり、腹圧
 をかけないと排尿 できない場合は医者に相談しましょう。また、非常にまれですが、空腹
 感や脱力感がでるような場合は、とりあえず甘い物を摂取した後に医師に相談してください。

・クラスⅢ群不整脈剤(アンカロン)

 心臓における刺激の伝わりを調整して不整脈を減らす薬です。特に心室における不整脈
 に効果があります。 長期に渡って服用する場合に、目に対する色素の沈着、甲状腺機能
 の異常、肺の線維化などを起こす事が 報告されていますので、必ず検査を受けながら
 服用を続ける必要があります。

・カルシウムチャンネル抑制剤(ワソラン、ヘルベッサーR)

 この薬も心臓における刺激の伝わりを調整して、不整脈を治療する為に使用します。心臓
 に対しては、脈を 遅くするように働きかけます。
 


参考資料  http://www.hosp.go,jp/~kmc

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◆血管を広げて心臓の負担を軽くする薬
 
・ 亜硝酸剤(アイトロール錠、ニトロールRカプセル、シグマート等)

 冠血管を広げる作用があり、血流をよくして心臓の負担を軽くしたり、狭心症状を

 和らげたりします。人によっては、頭痛が起こる事もありますので、長く続くような時は、

 医者に相談しましょう。

・亜硝酸剤の貼り薬(フランドルテープ、ニトロダームTTS)

 作用は上記の飲み薬と同じ。狭心症の発作を予防する為の薬ですので、規則正しく

 使用してください。 これらの薬は貼る事により、血中に入り心臓で効く薬です。

 貼る場所は胸部、背部等に貼りましょう。 何度も同じ箇所に貼るとかぶれの原因に

 なりますので、場所を変えて貼る方が良いでしょう。

・カルシウム拮抗剤(アダラートL、バイミカード、ノルバスク、ヘルベッサーR等)

 冠状動脈や動脈に働いて、血管の緊張をほぐす働きがあります。血管の痙攣を予防

 したり、 血圧を下げる働きをします。人によっては、服用始めに頭痛や動悸等の症状

 が出ることも ありますが、次第に慣れてきますので心配要りません。又、歯茎が腫れ

 たり、足がむくむ 場合は医師に相談しましょう。グレープフルーツジュースで薬を服用

 すると、薬の作用が強まり血圧が下がりすぎる事がありますので、注意が必要です。

・ACE阻害剤(レニベース、タナトリル、オドリック、セタプリルなど)

 冠状動脈を含めて、血管を広げる働きをし、心臓の負担を軽くしたり血圧を下げます。
 
 心筋梗塞の予防や、心不全の心臓肥大の予防に用います。予防をかねた使用では長く

 服用する事が大切です。又服用し始めて2~4週間頃に空咳が出ることがあります。

 ひどい時は医師に相談しましょう。

・アンジオテンシンンⅡ阻害剤(ニューロタン、ブロプレス、ディオバン)

 ACE阻害剤と殆ど同じですが、ACE阻害剤の空咳の副作用を軽減した新しい薬です。

 

薬は、予防と症状のコントロールを目的として使用していますので、決められた用法は

守りましょう。多くの薬は食後服用となっておりますが、食事をしないと飲めないわけで

はありません。胃に対する負担の軽減と、食事の後だと忘れにくい為です。食事が不規則

な場合は、一日の服用回数に合わせて服用すると良いでしょう。

又、薬は機能が落ちた心臓を手助けしたり、負担を減らしたりする目的で用います。きちん

と決められたと通りに服用する事を前提に診断や治療が行われますので、用法を守る事

は大事なことです。薬を服用後に気分が悪くなったり、頭痛や動悸がした場合は、必ず医

師や薬剤師に相談しましょう。薬は悪くなった所だけでなく、全身に作用しますので十分

注意するにこした事はありません。もし薬の服用後10分もしないうちに吐いた場合は体

に吸収されていないので、落ち着くのを待って、再度服用すると良いでしょう。30分以上

たって吐いた場合は吸収されている可能性が高いので、服用せずに様子を見てください。

但し、血圧や脈拍を調整する薬の場合は、血圧や脈を確認しする必要があります。
食事療法が必要なわけ

心不全は、いろんな原因により生じた心機能と全身の血液循環の不全です。

心臓に負担をかけないようにするため、食事によるエネルギーの制限と減塩

が大事になります。虚血性心疾患は冠状動脈の硬化、峡窄等の原因による

心筋の酸素不足なので、其の予防対策が必要です。心不全同様、心臓に

負担をかけない食事が必要とともに、動脈硬化を悪化させない事です。

食事療法の基本としては、減塩とともに適度なエネルギー量の摂取と栄養の

バランスの取れた食事を心がけましょう。

食事療法のポイント

・エネルギーの取り過ぎを防ぐ為にも腹八分目にしましょう。
  
 標準体重=身長×身長×22

・たんぱく質、ビタミン、」ミネラルは十分にとります。

・食塩の制限

・食物繊維は不足しないようにする。

・動物性脂肪やコレステロールの多い食品は控える。

・まとめ食い、欠食等はしない。

・良く噛んで、ゆっくり食べる。

・アルコールは控えめにする。


食品の選び方

・1日単位でバランスが取れる食事をする。

・主食、主菜、副菜という組み合わせにする。

・野菜は出来るだけ多く取るようにする。

・味付けの濃いものは控える。

・なるべく外食は控える。1品料理より定食等にする。

◆心臓には右心房、右心室、左心房、左心室と四つの部屋があります。

全身から還ってくる血液(静脈血)は右心房に戻った後右心室に流れ、

次に肺動脈から肺に流れます。

ここで血液は十分な酸素をもらって動脈血となって、左心房から

左心室へと流れた後心室筋の強い収縮によって大動脈から全身とへ

流れていきます。

◆血管が逆流しない為の弁が心臓の各部屋の出口にあります。

中でも特に大切なのは左心房と左心室の間の僧帽弁、左心室と

大動脈の間の大動脈弁です。

これらの弁が狭くなったり、上手く閉じない時は、血液がうっ滞したり、

逆流したりして、心不全の原因になるのです。

◆正常の成人で1分間に60~90回の拍動を行います。脈拍の歩調

とりとなるのが、洞結節という所で、ここから刺激伝導系という電線の

ようなものを通して心臓の中を伝わり、心臓は順序よく収縮、弛緩を

繰り返します。この刺激伝導系の病気が不整脈の原因になります。

◆心臓が生きていくためには、自分もまた血液の供給を受けなくては

なりません。心臓の周囲をとり巻くようにして冠状動脈が走っています

が、この血管を通して心臓は栄養を受けます。

冠動脈は主に、右冠動脈と左冠動脈の二つが大動脈から分かれま

すが、左冠動脈はさらに前下行枝と回旋枝という二つの動脈に枝分

かれしています。

◆心臓は生きていくための大切な臓器です。また、心臓は肺や神経

その他体中の色々の臓器などと密接に連携をとりながら働いている

ので、運動や食事、気持ちの持ち方(ストレス)などいろいろの事が、

心臓に影響してくるのです。



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